SNSは、とても楽しいものです。
LINE、X、Instagram。
スマホを開けば、友だちの投稿を見ることができます。自分の気持ちを書いたり、写真を載せたりすることもできます。
うれしかったことを誰かに伝えられる。
おもしろいことを共有できる。
「いいね」やコメントをもらえると、少しうれしい気持ちにもなります。
でも、SNSを使うときには、忘れてはいけないことがあります。
それは、SNSは「自分の知っている人だけが見ている場所」ではないということです。
自分では、友だちだけに話しているつもりかもしれません。
でも、スマホに書いた言葉や載せた写真は、世界中の知らない人が見る可能性があります。
だからこそ、会社で働く人は、SNSの使い方に気をつける必要があります。
とくに大切なのは、次の3つです。
会社の情報や写真を載せない。
会社の人の悪口を書かない。
人を傷つけるひどい言葉を書かない。
どれも、安心して働くためにとても大切な約束です。
会社の写真や情報をSNSに載せてはいけない
まず、会社の写真をSNSに載せてはいけません。
たとえば、会社の建物の写真。
会社の看板の写真。
会社の入り口や駐車場の写真。
こうした写真をSNSに載せると、見る人に「この人はこの会社で働いているんだ」と知られてしまうことがあります。
「別に悪いことを書いていないから大丈夫」と思うかもしれません。
でも、会社の名前や場所がわかるだけでも、とても危ないことがあります。
知らない人がその投稿を見て、会社に来てしまうかもしれません。
自分の名前や働いている場所を知られて、こわい思いをするかもしれません。
会社や一緒に働く人に迷惑がかかることもあります。
SNSに写真を載せるときは、「この写真から会社のことがわからないかな」と考えることが大切です。
会社のことはSNSに書かない。
会社の写真もSNSに載せない。
これは、自分を守るためでもあり、会社や仲間を守るためでもあります。
名札・制服・背景にも気をつける
会社の建物や看板だけではありません。
名札や制服にも注意が必要です。
名前が書いてある名札。
会社名が入った制服。
どこの会社かわかるロゴ。
首から下げているカード。
こうしたものが写真に映っていると、自分の名前や会社名が知られてしまいます。
たとえば、休み時間に自撮りをしたとします。
そのとき、胸元の名札が少しだけ映っていた。
制服のロゴが見えていた。
会社名が書かれたカードが写っていた。
本人は気づいていなくても、見る人は気づくことがあります。
「少しだけなら大丈夫」と思わないようにしましょう。
名札や制服が映っている写真は、SNSに載せない方が安全です。
そして、もうひとつ大事なのが、写真の背景です。
お弁当の写真を撮ったつもりでも、後ろに会社の書類が映っているかもしれません。
カレンダーが映っているかもしれません。
ホワイトボードに予定が書いてあるかもしれません。
写真を撮った本人は、お弁当だけを見ているかもしれません。
でも、写真を見る人は、背景まで見ることがあります。
後ろに会社の秘密が映っていたら、大きな問題になることもあります。
写真を撮る前に、後ろに何が映っているか確認する。
投稿する前に、もう一度写真をよく見る。
このひと手間が、とても大切です。
職場の人の悪口をSNSに書いてはいけない
仕事をしていると、イライラすることがあります。
指導員さんに注意されて、悲しくなることもあるかもしれません。
同じ職場の仲間とけんかをしてしまうこともあるかもしれません。
「どうしてわかってくれないんだろう」と思う日もあると思います。
そういう気持ちになること自体は、悪いことではありません。
人と一緒に働いていれば、つらいことや腹が立つこともあります。
でも、その気持ちをSNSに書いてはいけません。
たとえば、
「指導員がむかつく」
「あいつは嫌なやつだ」
「今日の当番の人、仕事が遅すぎ」
このような言葉をSNSに書くのは、絶対にやめましょう。
「名前を書いていないから大丈夫」と思う人もいるかもしれません。
でも、名前を書かなくても、誰のことかわかってしまうことがあります。
「今日の当番の人」と書けば、職場の人にはすぐにわかるかもしれません。
本人が読んだら、「これは自分のことだ」と感じるかもしれません。
悪口は、名前を書いたかどうかだけで決まるものではありません。
誰のことかわかるような書き方をしていれば、相手を傷つけてしまいます。
悪口を書くと、職場の空気も悪くなる
SNSに悪口を書くと、書いたそのときは少しスッキリするかもしれません。
でも、その投稿を見た人はどう感じるでしょうか。
悪口を書かれた人は、悲しい気持ちになります。
まわりの人も、「自分のことも書かれるかもしれない」と不安になります。
会社の空気が悪くなり、みんなが仕事をしにくくなります。
そして、悪口を書いた本人も、あとで困ることになります。
次の日、職場で顔を合わせるのが気まずくなるかもしれません。
「みんな見たかな」と不安になるかもしれません。
会社に行きづらくなってしまうこともあります。
悪口を書いても、誰も得をしません。
相手もつらい。
まわりの人も嫌な気持ちになる。
自分も働きづらくなる。
だから、イライラしたことや文句はSNSに書かないようにしましょう。
ひどい言葉は、人の心を深く傷つける
SNSで特に気をつけたいのが、人を傷つけるひどい言葉です。
たとえば、
「キモい」
「消えろ」
「いなくなればいい」
このような言葉は、絶対に書いてはいけません。
言葉は、人の心を深く傷つけることがあります。
直接言われるよりも、SNSに書かれた言葉の方が、何度も見返してしまい、長く心に残ることもあります。
ひどい言葉を言われた人は、ご飯が食べられなくなることがあります。
夜、眠れなくなることがあります。
会社に行けなくなることもあります。
「ただ書いただけ」と思うかもしれません。
でも、読んだ人の心には大きな傷が残ることがあります。
SNSに書いた言葉は、すぐに消えるとは限りません。
あとから消しても、誰かが保存しているかもしれません。
画面の写真を撮っている人がいるかもしれません。
「見つからないだろう」と思って書いても、誰が書いたか調べればわかることがあります。
人を傷つける投稿をすると、会社で働き続けることが難しくなる場合もあります。
だから、ひどい言葉は絶対に書かない。
これは、とても大切なルールです。
SNSは人を傷つける道具ではない
SNSは、人を傷つけるための道具ではありません。
本来は、人とつながったり、楽しいことを共有したり、うれしい気持ちを伝えたりするために使えるものです。
だからこそ、SNSでは、人が読んでうれしくなる言葉を使いましょう。
「ありがとう」
「すごいね」
「助かったよ」
「一緒にがんばろう」
こういう言葉を見ると、読んだ人はうれしい気持ちになります。
そして、書いた自分も少しあたたかい気持ちになります。
もちろん、毎日ずっと明るい気持ちでいる必要はありません。
つらい日もあります。
腹が立つ日もあります。
でも、その気持ちをそのままSNSにぶつけてしまうと、相手を傷つけたり、自分が困ったりすることがあります。
SNSに書く前に、一度止まる。
この言葉を読んだ人はどう感じるかな。
明日、職場で顔を合わせても大丈夫かな。
誰かを傷つける言葉になっていないかな。
そう考えるだけで、防げるトラブルがあります。
イライラしたときは、SNSではなく相談する
では、イライラしたときはどうすればいいのでしょうか。
我慢し続ける必要はありません。
ひとりで抱え込まなくても大丈夫です。
大切なのは、話す場所をまちがえないことです。
SNSに書くのではなく、会社の指導員さんや相談員さんに話しましょう。
「こういうことがあってつらかったです」
「注意されて悲しくなりました」
「どうしたらいいかわかりません」
そんなふうに、相談できる人に伝えることが大切です。
指導員さんや相談員さんに話せば、一緒に考えてもらえることがあります。
相手との関わり方を教えてもらえるかもしれません。
気持ちを整理する手伝いをしてもらえるかもしれません。
SNSに書くと、問題が大きくなることがあります。
でも、相談すれば、問題を小さくできることがあります。
イライラしたときほど、すぐに投稿しない。
スマホに書く前に、信頼できる人に話す。
これが、自分を守る行動です。
みんなが安心して働ける職場を作るために
SNSを使うことが悪いわけではありません。
楽しく使えば、とても便利なものです。
でも、会社で働く人には、守るべきルールがあります。
会社の情報を外に出さないこと。
職場の人の悪口を書かないこと。
人を傷つけるひどい言葉を書かないこと。
この3つを守るだけでも、自分やまわりの人を大きなトラブルから守ることができます。
迷ったときは、投稿する前に一度止まりましょう。
「これはSNSに書いていいことかな」と考えましょう。
わからないときは、指導員さんや相談員さんに聞きましょう。
安心して働ける職場は、ひとりだけでは作れません。
みんなが少しずつ気をつけることで、楽しく働ける場所になっていきます。
SNSを正しく使いながら、みんなが安心して楽しく働ける会社を一緒に作っていきましょう。
5. 最後のまとめ
SNSを使うときの約束は、次の3つです。
- 会社の情報や写真をSNSに載せません
会社の建物、看板、名札、制服、書類、カレンダーなどが映っていないか確認しましょう。 - 会社の人の悪口を書きません
名前を書かなくても、誰のことかわかる悪口は相手を傷つけます。 - 人を傷つけるひどい言葉を書きません
「ありがとう」「すごいね」「一緒にがんばろう」など、読んだ人がうれしくなる言葉を使いましょう。
SNSの使い方は、本人の「気をつけます」だけでは防ぎきれないことがあります。
会社の情報をどこまで書いてよいのか。
職場で嫌なことがあったとき、誰に相談すればよいのか。
悪口やひどい言葉を書かないために、どんなルールを作ればよいのか。
こうしたことは、会社や職場ごとに整理しておくことが大切です。
職場でのSNSルールづくりや、従業員向けの伝え方に不安がある場合は、まずはお気軽にご相談ください。
一緒に、みんなが安心して働ける職場づくりを考えていきましょう。

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